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義務教育を終えてない方はご遠慮ください。
Unbalance.
30. I love you. -2-
灯りのすっかり落とされた部屋の星明りに照らされる狭いベッド。
白々としたか細い灯りの中、白いシーツの上、全裸の少女の白い身体がゆっくりと下ろされた。
真上から髪の長い大きな男がじっくりとその裸体に見入る。
少女は気恥ずかしくて堪らず、胸を両手で隠し、膝頭をきっちりと合わせ身を捩った。
「どうして隠す。オレはさっきもう見たじゃねぇか、エレオノール?」
確かに灯りが消えるつい先程までソファで愛撫を受けていた。しどけなく中途半端に衣服を脱がされた姿で夢中になって愛撫を受けていた。
既に胸は男の唾液で濡れ、ヴァギナは男の指で入り口を弄られて自分の中から溢れ出した愛液で濡れている。
「さっきは夢中だったから…でも…改めて見られると恥ずかしいの、ナルミ…」
エレオノールは鳴海の腕の間で身体を丸くすると両手で赤い顔を覆った。
「私の身体、まだ子どもだから……胸もないし、痩せっぽちだし……小さいし……あなたを満足させてあげることはできない、から…」
「何だ、そんなことか」
「そんなこと、って…」
エレオノールにとってはとても重要なことなのに。
こんな未成熟な身体を愛する男の視線に晒して、細部まで見られることがこんなに見っとも無いことだとは思わなかったのだ。
充分に鳴海を迎え入れることのできない身体では、がっかりされてしまうに違いない、お金で一時的に『恋人』になる女たちの方がいいと思われてしまうのではないか、とエレオノールは気が気ではない。
「おまえだってさっき言ってくれただろが。どんなでもエレオノールはエレオノール。オレはエレオノールが好きなんだから」
「ナルミ…」
「気にすんな。オレはおまえの身体が未熟でも、充分……ほら、な」
鳴海はジーンズのファスナーを下ろすとペニスを引きずり出し、エレオノールに自分が如何に彼女の身体に欲情しているのかを知らしめた。
亀頭の窪みに先走りの汁を滲ませ固く尖ったそれは臍に張り付くほどで、耳を澄ますとギチギチとはち切れそうな音が聞こえてきそうだ。
エレオノールは、その大きさに息を呑む。
「な?おまえは余計なことは考えんでも」
「こ、こんな熟れていない身体でもいいの…?」
「あ?」
「食べた後でがっかりして……『恋人』、部屋に呼んだりしない?」
「コレ見せても心配か?」
鳴海は少し呆れたような声を出す。それだけ、エレオノールにとっては先日の娼婦とセックスをしている鳴海の姿が衝撃的だったとも言える。
それは自分の蒔いた種であり、そのことでエレオノールに苦しい想いをさせるのは鳴海としても心苦しかった。
彼は少女の小指に自分の小指を巻きつけた。
「約束する。オレは一生女は買わん。誓うよ」
鳴海はエレオノールと小指で繋がった手を上下に揺する。
「例え、おまえが先に年を取って……婆さんになっちまってセックスができなくなっても、おまえが先に死んで…オレが独りになっても…・未来永劫、オレが抱くのはおまえだけだ、エレオノール」
「ナルミ…」
「心配するな、何も」
鳴海はエレオノールの誓いの指を口に含む。唾液で濡れた舌でねっとりと舐る。
「オレは一生にただ一人の女を愛すことができれば、それでいい…」
「あっ…う…」
宵闇に沈むような鳴海の低い声での囁きはエレオノールの全てを麻痺させる。
柔らかな二の腕の皮膚を食むように、そしてまだツルツルの腋の下を舌でこそげるように愛撫を与える。
悶えて身体を浮かすエレオノールの背中に鳴海は両手を差し込んで、突き出された胸の頂を唇で挟んだ。
乳輪全体をやわやわと唇と歯で揉み、舌先で嬲り、唾液でふやかすようにして固い蕾を柔らかくしていく。
甘い喘ぎ声が耳に心地よい。
力を込めると握り潰してしまいそうな若い膨らみをやさしく揉みながら、その先に陥没している乳首を時間をかけて吸い出していく。
右と左とを順繰りに口と指で愛撫され、エレオノールは身悶え、艶かしい声を漏らす。
「ほら」
鳴海がエレオノールの手を取って、自分の胸を触らせた。
「女の乳首になったぞ?何だか大人の女の身体よりもずっと……いやらしいな」
エレオノールの指先にベタベタに濡れた固いものが触れる。頭を持ち上げて見るとそれは自分の乳首で、さっきまでの初々しい桃色はどこへやら、薄暗い星明りにも分かるくらいに色を濃くして尖ったそれは女の悦びを知った顔をしていた。ほとんど膨らんでいない幼い乳房に似つかわしくない、熟した乳首。
鳴海の言う通り、均衡が取れていない身体が妙にいやらしい存在に感じられる。
「や…」
「今度はここも、だ」
鳴海がエレオノールの細い脚を大きく開かせる。
「いやっ、恥ずかしいわ、やめて…!」
まだ陰毛も生えていない子どもの秘部、尻も肉付きも薄くて固い。
今すぐ鳴海に抱かれたいとは思うけれど、それと同じくらい自分の成長を待って欲しいとも思う。
「もっと大きくなって…きれいになってからの方が…よかった…?」
「誰に訊いてんだ?オレはどんなでもおまえがいいって言ってるだろが」
陰毛がないせいでエレオノールのヴァギナは鳴海の視線を遮ることができない。真っ白い肌にスッと入れられた切れ目から潤みが溢れ、光っている。
鳴海はそれに指を沿わせた。ぬるっと滑り、鳴海の指を湿らせる。
「どこが子どもだよ」
鳴海は割れ目を指で押し広げ、淡く色づく瑞々しい泉に口をつけた。長く伸びた舌がくねり、エレオノールの奥深くまでを掻き混ぜる。
襞と襞の間までも丹念にしつこいほどに舐め上げて、小さな小さな若芽にも濃密な愛撫を与える。
蜜壷からは幾らでも甘露が湧き出し、鳴海はじゅるじゅると音を立てて飲み下した。
鳴海から愛撫を受ける陰唇とクリトリスは次第に充血の色を濃くし、少女の身体とのバランスを崩していく。
未成熟な白い少女の姿態は、男に赤く色を染められた数箇所だけを成熟した女のものへと姿を変えた。
エレオノールは嬌声が止まらない。
若い身体には刺激が強すぎるのか鳴海に与えられる快感は痛いくらいで、エレオノールは鳴海の髪を掻き毟りそうな勢いで激しく悶えた。
鳴海の舌は滑らかな肌を伝い、再び乳首へと舞い戻る。
ヴァギナには舌の代わりに愛液を塗した指をゆっくりと根元まで挿し入れ、固く閉じた膣道を解していく。
「あぐ…っあ…あ…」
「痛いか?我慢できないようなら言え」
エレオノールはゆるゆると頭を振り、両腿で鳴海の身体を締め付けた。
ゆっくりとゆっくりと、鳴海の中指がエレオノールのヴァギナを出入りする。時に膣内で円を描き、トンネルを広げていく。
幼いエレオノールの膣は短くて、鳴海の指は簡単に子宮の壁を叩いてしまう。その度にエレオノールの肢体はビクビクと跳ねた。
エレオノールの細くて狭いヴァギナにとって、太くて長い鳴海の指はちょうどいいサイズのペニスのようなものなのかもしれない。
しかも節くれだったその指は、出し入れする度にゴツゴツした関節がエレオノールの壷に触れ、彼女には到底抗えない波を引き起こす。
「あ、あ、ああ、ナルミお兄様っ…私…っ」
指に肉襞の収縮を感じた鳴海はエレオノールを絶頂に誘うために彼女の望むスピード、望むところを指で擦り上げる。
「は、あっ、お兄様ぁ……あ……っ」
自分がこの先どうなってしまうのか分からないくらいの力が全身に入る。筋肉が固く緊張し、縋る鳴海の身体に薄い爪を立てる。
エレオノールの細い少女の身体を快感の触手が捕まえる。
波に巻かれる、後はもう、溺れるだけ 。
エレオノールの呼吸が止まった。
そしてエレオノールは長い睫毛の先をヒクヒクと震わせると、甘い痺れに腰を抱かれそのままぐったりと脱力してしまった。
鳴海はピクン、ピクン、と痙攣繰り返すヴァギナから指を引き抜くと、エレオノールの目蓋にやさしくキスをする。
「お兄様…」
エレオノールは上気した頬に満足そうな微笑を浮かべ、鳴海を呼ぶ。
鳴海はエレオノールの身体の火照りが冷めるまでずっとやさしいキスを与え続けた。